【狛江 重度訪問介護】ケアベースこうのすけ×スケッター
2022/09/18
9/17(土)スケッター鈴木社長からご縁をいただき、ケアベースこうのすけのスケッターの活用事例を世田谷福祉専門学校の学生さんにお話をしてきました。
スケッターとの出会いは3年前。
福祉に関わる関係人口を増やしたいという鈴木社長の理念に共感し導入を開始。
しかし、スケッターの主な導入企業は、施設でした。
日常業務をヘルパーじゃないとできない業務。ボランティアでもできる業務を整理。
施設は業務負担軽減を行い、スケッターは、職場の雰囲気を感じてもらいながら職場体験をするという双方メリットがある取り組みです。
さて、訪問介護では利用者宅に訪問しなければいけないためどの業務を切り出すか悩みました。
重度訪問介護を知っている人は少ない。知ってもらうためには体験してもらうことが一番。。
ということはわかるのだが、利用者への負担を避けつつ、生活の妨げにならないようにするにはどうしたら良いものか。
そうだ!
文字盤体験をしよう!
ALSの方の支援で重要になってくるのはコミュニケーション。
慣れればどうってことはないのだが、ほとんどの人が初めての体験となるため苦手意識を持ちやすい部分。
ヘルパー以外の人と会話をすることは、普段とは違う社会にふれられることなので、利用者にも良い刺激になるはずだ。
成果として、スケッター体験者の中から2人採用につながりました。
スケッターを導入して、訪問介護と施設の違いについて考えさせられました。
デイサービスをはじめとする施設では、ケア以外で関わる時間・内容が多くあります。アクティビティや季節ごとの行事もその一つです。
それに比べ、訪問介護はケアに始まりケアに終わります。確かに1対1ではありますが、ケア以外で関わる時間が圧倒的に少ないように思えました。
これは個人的な意見ですが、「働く」ということは、ただ作業するだけでは達成感はなく成長もありません。仕事を通して「人間的な成長」を感じられることこそ働く意義だと考えています。
そのため、ケアだけでは心が疲れてしまいます。共に何かを生みだすことが必要です。
おそらくあまり調べられていないと思いますが、アクティビティや季節ごとの行事を主体的に企画運営している職員のモチベーションは高く、ストレスも感じづらいのではと思います。
訪問介護でも同じようなことはできないか?と考えた結果、地域に出よう。
地域方々と活動をしよう。
そうしたら、地域活性化を行いながら、職員の人間的な成長にもつながるだろうし、何より働く楽しさを感じられる。
スケッターと出会って3年。
ケアベースこうのすけは、訪問介護のあり方を問いなおし地域に飛び出すことができました。
これからも、介護っぽくないけども、どこよりも福祉を追求し続ける組織を目指します!