【狛江 重度訪問介護】ケアベースこうのすけ流 ヘルパーの稼ぎ方
2022/12/31
結論から述べると、ヘルパーのフリーランス化+チームリーダー+課題設定&解決ができること。
一言で表現するならば、ヘルパーのプロフェッショナル化である。
弊社はヘルパーの年収1000万を達成するための制度を整えてあります。
あとは、ヘルパーさんの努力と事業所との連携が必須条件になります。
正直、ハードワークなので、誰でも活用できる「時間」を最大限活用するだけで理論上、あっさりクリアできます。
12時間夜勤1回あたりの給料28000円×30日=840000円
840000円×12ヶ月=年収10080000円
ちなみに、処遇改善加算抜きでこの数字は計算可能です。
・・・誰がやるんだという話ですね。
1人の力では、限界があるということをわかってほしくこの数字を出してみました。
これからの訪問介護員に求められるのは、個々の力とチーム・組織の力です。
そして、仕事を獲得し、利用者に喜んでいただくためには、課題設定能力と解決力が求められます。
経営者だけが頑張っても限界があるし、ヘルパーだけが頑張っても限界がある。
コミュニケーションと一緒で双方の歩み寄り、力をあわせることが大事なのです。
弊社には、
能力に応じたベース給
サービス難易度に応じた手当て
弊社ヘルパーを育成支援に応じた手当て(半永久支給)
などがあり、勤続年数が増え育成したヘルパーの人数が増えれば増えた分だけ手当が増える仕組みです。
これには、給料が安いからという理由で独立する人たちを防ぎたいという私の思いも込められています。
独立者が増え、小さな事業所が増えていくとそのしわ寄せは利用者にダイレクトに響いてしまいます。
小さな事業所の一番のデメリットは、交代のヘルパーを派遣できないことです。
これは私の反省事項ですが、どんなに気をつけていてもヘルパーも突然体調を崩すし病気にだってなるということを思い知らされました。決して無理な労働を課していたわけではありません。それでも病気になってしまうことがあるのです。代わりのヘルパーの手配ができずサービス継続が難しくなってしまいました。
利用者ご本人及び関係者には、ご迷惑をかけてしまい弁解のしようもありません。
訪問介護は、施設経営よりも細やかな経営戦略が求められます。特に高齢者の訪問介護経営は難しい。遊ばせておくヘルパーを雇用する余力はない。
ヘルパーひとり一人が限界まで稼働した状況でなんとか利益が残るのが現実です。
もし、余力があるならばどこかでコストを削減するしかない。
それが、ヘルパーの給料の安さです。
弊社は、ヘルパーにもマズローの欲求段階説があてはまると考えています。
ヘルパーの生命・安全の欲求がクリアされないといいサービス、特に福祉をおこなうことはできない。
なぜならば、福祉は精神エネルギーが必要だからです。働く側の精神状態がサービスに直接影響してしまう感情労働の側面が大きいからです。
わかりやすく言うと、働いている人が幸せだと、相手も幸せになるということです。
幸せは伝わります。
ヘルパーが稼ぐためには、経営者とヘルパーが力をあわせて自分達の幸せも相手の幸せも地域・社会の幸せを追求する。つまり、組織・チームとなり課題設定をし、解決していくことが必要なのです。
来年からは、ヘルパーの人数もサービスの質にもこだわっていきます。
ヘルパーの皆様。
どうか力をお貸しください。
よろしくお願い致します。