介護職に伝えたいこと
2023/11/24
必要だから仕事をしているわけではなく、いい仕事をしたいから介護職を選んだと言えるようになりたいなと。
介護は”大変”な仕事であったり、”必要”な仕事と言われることがあっても、
”いい”仕事と言われることはあまりないんじゃないかな。
正義感や使命感は大事なことかもしれない。
でも、強すぎる正義感や使命感は、時に本質を見失ってしまう。
一度進んでしまったら、なかなか戻ることが難しく失ってから、こんなはずじゃなかった。ということになりかねない。
感情労働という表現がいいのか迷うところではあるが、身体の疲れは眠れば回復することが多いが、精神の疲れは眠ればいいものではない。
介護という仕事は、精神力、心のチカラをごっそりと持っていかれてしまうことも少なくない。
この仕事を長く続けるちょっとしたコツは、
自分に○をあげることや自分の心を満たすことである。
日常生活にほんの些細な楽しみをプラスするとほんの少し心に余白が生まれる。
その余白が、なんとなくいい介護につながっていくのが不思議なところ。
義務感からは焦燥しか生まれない。
僕たちの仕事は、目に見えないココロというものにも影響を与え合う。
であるならば、
相手の心を満たすことはなかなかに難しいが、まずは自分の心にゆとりをもたせることから初めてみてはどうだろか。
”やさしさ”は、余裕がなければ生まれない。
もしかしたら介護職は、疲弊しきった社会を救う天使なのかもしれない。