【重度訪問 給料】小さな訪問介護事業所とキャリアについて ③
2023/11/18
訪問介護の魅力は、”不完全で究極の愛”といったところかなと。
一般的な魅力は、達成感や成長を感じられるというところにあると思います。
介護の仕事は、老いや症状の進行とを切り離して考えることが難しい職業です。
正解が複数ある中で、”うまくいかないことも多いけど、不幸じゃない”というのが大事で、「幸福」というものを追求し過ぎてしまうと逆に疲れちゃうんだろうね。
そして、介護において”完璧”ほどつまらないものはなく、
余白や無駄を楽しめることが、人生を豊かにするのであろう。
きっとこれが”人となり”を支えるということなのであろう。
※業務やケア手順は完璧を目指してください。
手を抜けって意味ではないですよ。
多くの方は、「ありがとう」と言われる仕事だからと答えるのかもしれません。
そもそも、仕事は相手がいかに喜んでいただけるのかというところにフォーカスするので、成果に対して言われて当然なんですよね。
「ハマる」瞬間というのは、きっと人それぞれでね。
僕の場合は、
相手のことをひとつ理解できた時、お互いに見えない領域ではあるけども「信頼のカケラ」という歯車がバチっと噛み合う瞬間があるんですよね。それが気持ち良くてね。これの繰り返しが介護だと思っていて、相手のことをひとつ、またひとつと理解して「信頼のカケラ」の歯車がまわり続けていくと「信頼関係」を感じられてこの感覚が居心地がいいんです。でも、この歯車はやっぱり脆くてほんの些細なことでズレてしまうことがある。修復できたなら以前よりも強固な関係構築になるのだけれども、これには双方エネルギーが必要なので、専門職の腕の見せどころ。どれだけ相手を優しさと愛情で満たすことができるか。相手の笑顔を取り戻すことができるか。
その方の心からの笑顔が見たいから、笑い合えるからこの仕事が好きなんでしょうね。
そうそう見れるものじゃないから尊くて、もう一度その瞬間が欲しくってハマるんでしょうね。
さてと、ケアベースとなりの魅力に関してはまた次の機会にでも。